本日はベトナムの広告代理店を徹底比較します。
日系の大手広告代理店からグローバルな代理店、そしてベトナムでのローカル代理店まで多数存在しています。
そして2024年現在、昨年2023年のベトナムの市場は不景気でしたが、長期視点では今後も右肩上がりで成長を続けるマーケットであると推測されています。コロナ渦を経てASEANで右肩成長をしている唯一の国でもあります。
また、日系企業の数もコロナの期間は一瞬下がったのですが、再度オフィス拠点をベトナムに戻している企業やこのタイミングでベトナム進出をする企業も増えてきています。
マーケティング会社の種類
まずベトナムに存在する代理店・マーケティング会社の種類をご紹介します。
1総合広告代理店
2デジタル専門
3シンクタンク・調査会社
4制作会社
5イベント会社・PR会社
日本と同様に広告代理店・マーケティング企業が多くビジネスを行っています。日系の大手総合代理店も3社とも、ベトナムへ進出しています。
デジタル・WEB広告専門の広告代理店もあり、日本の広告市場と状況は同じです。異なるのはマーケットサイズだけでしょう。
日本の広告市場(概略)
簡単に日本の広告市場はこちら(電通のレポートからです)。
最新版2023年のデータです。
総広告費は7兆、ネット広告が3兆が全体数値になります。ちなみに電通は年商1兆なので、1/7(日本の広告市場の14%)は電通が占めているということですね。電通つよい…
そして、日本の広告市場は毎年約4%前後で成長しています。
こちらが日本の広告市場の推移です。
結論、日本の広告市場は伸びています。
参考記事:https://www.dentsu.co.jp/news/release/2024/0227-010688.html
ベトナムの広告市場
結論、ベトナムの広告市場は今後さらに伸びるといわれています。
2023年11月現在、人口が1億人に到達した?してない?笑、と人口が正確ではないのは結構ツボですが笑、
・まあ人口が1億人いる(だろう)
・平均年齢がとても若い(29歳~30歳)
・インターネット利用率が約80%ある
参考記事:https://www.viet-jo.com/news/social/230620142859.html
これらの僅かなデータをざっと見ただけでも、今後ベトナムマーケットの成長は間違いありません。しかし、日本企業がベトナムでマーケティングを行う際に、ハードルがあることも事実です。
こちら「ベトナムマーケットでのマーケティング」については、別記事でまとめてみます。
さて、広告市場に話は戻りますが、ベトナムのデジタル広告市場は2022年にUS$1,044Mに達すると推測されています。日本円で約1500~2000億円の市場規模になります。
引用記事:ベトナムデジタルマーケティング 2023 | インサイト
もう少しベトナムマーケットについて深堀していきましょう。
①人口:1.01億人
2024年現在ついに!大台へ。本当に1億超えたのか超えていないのか問題はクッソおもろい。
②首都:ハノイ(政治・政府機関が多く集まっています)
経済の中心・ビジネスの中心はホーチミン!ギラギラしています。
③面積:33万平方キロメートル
日本は38万平方キロメートルなので、ほぼ面積は同じ。九州or北海道を除いたぐらいでしょうか。
④言語:ベトナム語
外資系企業は英語が話せる人がほとんど、若い層も7割ぐらい話せる感覚。
街中や現地のレストランはまだまだ英語でコミュニケーションは難しい。
⑤平均年齢:30歳
めちゃ若い!エネルギーにあふれている国です。
⑥インターネット接続率:79%
ベトナムの人口1億に対して、7700万人がインターネット接続をして、情報を得ています。
ちなみに日本は82%です。(2021年)
結論、日本と大きな差はありません。
⑦チャットツール:Zalo
こちらは、日本におけるLINEのベトナム版になります。ベトナムでの主要チャットツールはZalo一択です。Zalo広告も1つのおすすめ広告媒体です。
参考記事:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nd238110.html
日系総合広告代理店
さて、ここからは日系の大手代理店について徹底解説します。日本は政府としても多額の投資をベトナムにしています。
そして、日系企業はなんと2000社もベトナム内にあります。2000社もあれば、そりゃベトナム中に日本人がいることは納得です。
参考記事:JETROベトナムについて
電通ベトナム
日本、いや世界でもTOP5に入る規模感を誇る大手広告代理店の電通がベトナムにもあります。
主に日系大手企業のクライアントが多く、電通ベトナムの社員数、日本人駐在員の多さ・グローバルな国籍の社員が集まっている点など、頭1つ抜けている印象です。
ベトナムのマーケットで既に20年マーケティング支援をしているので、実績や経験もありますね。
博報堂ベトナム
電通に次ぐ、国内の大手総合広告代理店、博報堂もベトナムにあります。電通と同様に日系の大手企業を中心にマーケティング支援を行っています。
ベトナムマーケットでは電通より先に拠点を置いていました。
ADKベトナム
日本の総合広告代理店の売り上げ3位のADKもベトナムに拠点を構えています。
ADKは2020年にベトナムのデジタルエージェンシー「VietBuzzAd」を買収し、さらにベトナム市場での拡大を狙っています。
大広
まだまだ続きます笑
日系の広告代理店だらけですw
日系の大手広告代理店で、行っている事業内容は同じです。どの代理店も基本同じですからね〜
CA Advance
次は日本ではWEB広告代理店でトップのサイバーエージェントの子会社、CA ADVANCEについてです。
サイバーエージェントが担当しているクライアントの広告入稿業務や運用調整など運用オペレーションを中心に行っています。
サイバーの友人達に聞いてみたところ、ベトナムでは、主にTD作成、入稿、入札調整、などなどをしている模様。
さすがサイバー、CAアドバンスの子会社化を確か、、、2014年頃にやっていたはずです。
中央宣興|CHUO SENKO
日本では、営業しているのか不明(おそらく日本市場は撤退した気がします)ですが、ベトナムでは中央宣興は営業しているようです。
公式サイトはこちら:https://chuosenkovn.com/
oRo
公式サイト:https://www.oro.com/global/
Oglvy
発音が難しい。オグルヴィと僕は読んでいます。
外資系の広告代理店で、本社はアメリカ・ニューヨークにあります。
Clever Ads
ベトナムでWEB広告に特化した広告代理店になります。
サイトに掲載しているバッジを確認すると
「Google Premier Partner」「Facebook Preferred Partner」「TikTok Authorized Partner」の3つの認証バッジを持っているようです。
このような媒体社からの認証バッジは広告業界で働いている人からすると、まあこんなものか、って感じですが、クライアント様には”なんだかすごそう”感な印象を与えられるので大事です。
そしてこのバッジを取るために社内の条件・Googleの認定テストを受ける必要がある…などなど色々条件があるんです。
これは僕も新卒の会社で毎年、Google広告のテストを受けていました笑。懐かしいです。
公式サイト https://cleverads.vn/
groupM
groupMはWPPグループの傘下にある広告代理店になります。「映像製作」「イベント」が強みの代理店になります。
PMAX
デジタル専門の広告代理店PMAXになります。eコマースやアプリ系の広告に強みを持っている広告代理店になります。
また、GoogleAds Premier2022のバッジも持っているようなので、Google広告も一定レベルの運用力があることが予想できます。
公式サイト:https://pmax.com.vn/en/
TBWA
Square Group
こちらのSquare Groupは2018年に博報堂が買収しました。
PUBLICIS GROUPE
世界3大広告代理店の1つ、ピュブリシスグループもベトナムに拠点を置いています。
公式サイト:https://www.publicisgroupe.com/en/splash-en
まとめ
ベトナムには日系・グローバル問わず、多くの広告代理店・マーケティング会社があります。
広告運用やマーケティング・ブランディングを依頼す際には、気になる企業に相見積もりを出してみくださいね。
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