この記事では、ベトナムの広告代理店8社を徹底分析します。
日系の大手広告代理店からグローバルな代理店、そしてベトナムでのローカル代理店まで多数存在しています。
そして2023年現在、ベトナムの市場は不景気ですが、長期視点では、今後も右肩上がりで成長を続けるマーケットであると推測されています。
日系企業の数もコロナの期間は一瞬下がったのですが、また戻ってきている企業数やこのタイミングでベトナム進出をする企業も増えてきています。
マーケティング会社の種類
まずベトナムに存在する代理店・マーケティング会社の種類をご紹介します。
1総合広告代理店
2デジタル専門
3シンクタンク・調査会社
4制作会社
5イベント会社・PR会社
日本と同様に広告代理店・マーケティング企業が多くビジネスを行っています。日系の大手総合代理店も3社とも、ベトナムへ進出しています。
デジタル・WEB広告専門の広告代理店もあり、日本の広告市場と状況は同じです。異なるのはマーケットサイズだけでしょう。
ちなみに日本の広告市場はこちら(電通のレポートからです)。
こちらは日本の広告市場規模です。2022年データですが、総広告費は7兆、ネット広告が3兆という数値感。ちなみに電通は年商1兆なので、1/7(日本の広告市場の14%)は電通が占めているということですね。電通つよい…
そして、日本の広告市場は毎年約4%前後で成長しています。
ベトナムの広告市場
ベトナムの広告市場のポテンシャルは今後さらに伸びるといわれています。
2023年11月現在、人口が1億人に到達した?してない?笑、と人口が正確ではないのは結構ツボですが、
・まあ人口が1億人いる(だろう)
・平均年齢がとても若い(29歳~30歳)
・インターネット利用率が約80%ある
これらのデータを加味しても、今後マーケットとしての成長は間違いありません。
参考記事:https://www.viet-jo.com/news/social/230620142859.html
そして、ベトナムのデジタル広告市場は2022年にUS$1,044Mに達するとデータを引っ張ってきたのですが、日本円で約1500~2000億円の市場規模になります。
引用記事:ベトナムデジタルマーケティング 2022 | インサイト
2024年最新版|広告代理店の分析
日本の広告代理店の分析やこれから広告業界に就職・転職を考えている方に向けて本気で書いた記事です。ぜひ見てみてくださいね。
ベトナムの日系総合広告代理店
さて、ここからは日系の大手代理店について徹底解説します。日本は政府としても多額の投資をベトナムにしています。
そして、日系企業はなんと2000社もベトナム内にあります。2000社もあれば、そりゃベトナム中に日本人がいることは納得です。
参考記事:JETROベトナムについて
電通ベトナム
日本、いや世界でもTOP5に入る規模感を誇る大手広告代理店の電通がベトナムにもあります。
主に日系大手企業のクライアントが多く、電通ベトナムの社員数、日本人駐在員の多さ・グローバルな国籍の社員が集まっている点など、頭1つ抜けている印象です。
ベトナムのマーケットで既に20年マーケティング支援をしているので、実績や経験もありますね。
博報堂ベトナム
電通に次ぐ、国内の大手総合広告代理店、博報堂もベトナムにあります。電通と同様に日系の大手企業を中心にマーケティング支援を行っています。
ベトナムマーケットでは電通より先に拠点を置いていました。
ADKベトナム
日本の総合広告代理店の売り上げ3位のADKもベトナムに拠点を構えています。
ADKは2020年にベトナムのデジタルエージェンシー「VietBuzzAd」を買収し、さらにベトナム市場での拡大を狙っています。
大広
まだまだ続きます笑
日系の代理店だらけですw
日系の大手広告代理店で、行っている事業内容は同じです。どの代理店も基本同じですからね〜
CA Advance
次は日本ではWEB広告代理店でトップのサイバーエージェントの子会社、CA ADVANCEについてです。
サイバーエージェントが担当しているクライアントの広告入稿業務や運用調整など運用オペレーションを中心に行っています。
Oglvy
Clever Ads
ベトナムでWEB広告に特化した広告代理店になります。
公式サイト https://cleverads.vn/
groupM
groupMはWPPグループの傘下にある広告代理店になります。
まとめ
ベトナムには日系・グローバル問わず、多くの広告代理店・マーケティング会社があります。
広告やマーケティングを依頼するときには、気になる企業に相見積もりを出すことがオススメです。相見積もりや対応してくれる領域を明らかにしておく必要があります。